株式投資とインフレ関係性とは?株価に与える影響について解説!

株式投資する際には、株価とインフレーション(インフレ)の関係性について知っておくことで、長期的な株価の動向を見通せるため、投資を有利に進めることができます。

ニュースなどで耳にすることの多いインフレですが、物価が上がることは理解しているけれど、インフレの原因や株価との関係性について知らない人は少なくありません。

本記事では、インフレとは何か、また株式市場や株価にどの様な影響を及ぼすのかについて、詳しく解説します。

インフレーション(インフレ)とは

①物価が上昇してお金の価値が低下している状況

インフレとは、食品・日用品・不動産などの価格(物価)が継続的に上昇することで、相対的に通貨の価値が低下することを指します。

インフレには「良いインフレ」と「悪いインフレ」の2種類が存在しています。

良いインフレは、物価の上昇により企業利益が上がり、それに伴い社員の給料が増えて、お金が増えた消費者は更に商品を購入するようになり、また企業が儲かるといった循環で市場全体の景気が拡大していきます。

一方悪いインフレは、仕入れ価格が上昇して企業利益が下がり経営を圧迫することで、賃金アップを見込めず、家計を圧迫するといった悪循環をもたらします。

②インフレは供給よりも需要が多い状態が原因

インフレは供給よりも需要が多い状態のことを指します。供給する量よりも商品を求める人が多いと品薄状態となり物価は上昇します。更に、売れていると今のうちに確保しなければならないという消費者心理が働き購入希望者が殺到します。こういった流れが繰り返されることで多くのお金が市場に流れ、経済が膨張していくことがインフレの原因とされています。

株価とインフレの関係性

①高配当の銘柄が多い

一般的に、株はインフレに強くデフレに弱いとされており、株価は企業の業績を反映したものなので、物の価格が上昇して企業利益が増えるインフレは、株価が上がりやすい市場環境といえます。

反対に、物の価値が減少して利益が出にくいデフレ環境では、企業の業績が下がることが予想されるので、株は売られる傾向に強いです。

インフレの対応策として、資産価値が目減りしやすい現金(預貯金)や保険を避けることや、次に、株式や不動産、金などの資産価値の上昇が見込める物の運用を積極的に取り入れることが対策として挙げられます。

インフレやデフレなど状況に応じた資産運用をしよう!

インフレの際に現金をそのまま銀行に眠らせておく方法もありますが、株式投資などの対策で資産を増やす手段もあります。

当然、投資には元本割れなどのリスクが伴うので自己判断のもと投資を行う必要があります。

安定した資産形成を目指すには、インフレ、デフレの特徴について理解して、日頃から経済に目を傾けておくことで、はじめて必要な時に有効な手段を講じることができます。