株価のストップ高・ストップ安とは?

株価には、ストップ高・ストップ安という、1日の値幅制限が設定されています。

自分の持っている株がストップ高、もしくは空売りしている株がストップ安になった場合は、大きな利益を得ることができます。今回は、ストップ高とストップ安について、詳しく解説していきます。

ストップ高、ストップ安とは

ストップ高、ストップ安は、一日の値幅制限のことを言います。
値幅制限は前日の終値によって決められ、株価によって制限幅が異なります。

値幅制限は下記の通りです。

100円未満 ±30円
100円以上~200円未満 ±50円
200円以上~500円未満 ±80円
500円以上~700円未満 ±100円
700円以上~1,000円未満 ±150円
1,000円以上~1,500円未満 ±300円
1,500円以上~2,000円未満 ±400円
2,000円以上~3,000円未満 ±500円
3,000円以上~5,000円未満 ±700円



最大50,000,000円まで、細かく値幅制限が定められています。

例えば、前日の終値が698円の株の次の日の値幅制限は、

◆698円の±100円 (598円~798円)

となります。

もし、この株が次の日に798円に達した場合は、価格は高止まりします(ストップ高)。

到達以降は798円以下で株を売り、それを買う人がいれば取引は成立しますし、保有者が誰も売らないのであれば取引は成立しません。

売る人がいなければ、その日は798円のままで止まることになります。

逆に598円になった際にも価格は止まります(ストップ安)。

その後に598円以上で買う人がいれば取引は成立しますが、買う人がいなれば598円のままです。

ストップ高・ストップ安が発生するケースの多くは、決算発表後や経済に大きな影響を及ぼすニュースが出た際です。

その日のストップ高・ストップ安銘柄をまとめているウェブサイトもあるので、興味のある方は調べてみるのも面白いですよ。

ストップ高、ストップ安とうまく付き合おう

ストップ高銘柄は高値圏にあるので空売り、ストップ安銘柄は安値圏であるので買い、という安易な逆張りの考え方はあまりにも危険です。

連日高値を更新する株は多くありますし、地の底まで落ちてしまう株ももちろんあります。

もし自分が買いたい株がストップ安になった場合は飛びつき買いはせずに、過去の値動きの中で今はどの位置なのか(テクニカル分析)、企業は順調に利益が出ているか(ファンダメンタル分析)など、自身のトレード手法に基づいて、根拠のある取引を心がけましょう。